2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧
競走馬のEIPHによる鼻出血は、年齢が高くなるほど発生しやすいことがわかっていますが、育成馬にも見られる疾患です。 EIPHについては多くのレポートがあり、多くの文献を北米獣医内科学会が中心となり、ナラティブレビューというよりはシステマティックレビ…
馬の運動誘発性肺出血は、競走馬においてまれに発生する疾患で、パフォーマンス減退の原因となります。 日本の競走馬におけるEIPHの発生 2001年にJAVMAに掲載された報告では、日本の競走馬におけるEIPHによる鼻出血の発生率は0.15%とされています。発生に関…
前回と同じ症例シリーズで、手術後の成績を比較検討した文献があります。 equine-reports.work これまでにも骨折の形状や部位および変位の有無などが競走復帰の予後に影響することが明らかにされてきました。変位のある骨折では内固定手術が必要で、予後は悪…