飛節を構成する第三足根骨の盤状骨折に関する治療報告は数報あります。
古い報告では、スクリューによる外科的な整復を行った2頭は競走復帰できたが、保存療法をとった3頭は、長期的な休養にもかかわらず骨関節炎が進行して跛行が残り、調教復帰がかなわなかったとされています。
参考文献
5頭の競走馬における第三足根骨骨折について報告する。2頭で皮質骨スクリューを用いた外科的整復を行った。X線検査にて骨折の治癒経過を追った。外科的整復を行った2頭は競走復帰できた。保存療法を行った3頭は、治療期間が長く、過剰な骨増生ができた。これらは跛行が残存し、調教復帰することがかなわなかった。