2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧
膝蓋骨に付着する靱帯は内側、中間、外側の膝蓋靱帯がある。なかでも中間膝蓋靱帯は膝蓋骨遠位から脛骨近位背側の脛骨粗面に終止する。 この靱帯の損傷はこれまでにあまり報告がないが、一般的には運動復帰の予後が悪いとされていた。今回は超音波検査で中間…
P1背側の骨代謝と疾患 P1近位背側は、球節の背側に位置しています。肢が着地してから球節が伸展する間に、P1背側には大きな負荷がかかります。これにより骨では活発な代謝が起こるほか、損傷が蓄積して修復が追い付かなかった場合には疲労骨折などの疾患が引…
P1矢状不完全骨折について P1の短い不完全骨折は疲労性傷害との関連が示唆されています。詳しくは以下の記事から equine-reports.work equine-reports.work equine-reports.work (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 短い矢状骨折であっても…
調査でわかったこと 2010年にニューマーケットのRossdaleのグループから発表された症例報告。3頭の現役平地サラブレッド競走馬が速い調教後に跛行した。跛行グレードは1-2/10と軽度で、全ての症例で球節の屈曲痛や関節の腫脹はなく、P1近位背側の軽度な触診…
第一指(趾)骨の掌側(底側)骨片 第一指(趾)骨の掌側(底側)に発生する骨軟骨片は、靱帯付着部に発生します。球節に大きな捻転負荷がかかることで、靱帯が付着している部分がちぎれてしまう捻除骨折と考えられています。 この骨折は、関節や骨が未熟な…
P1矢状溝部の軟骨下骨損傷はX線検査での診断が難しく、MRIの特徴的な所見で診断される。この損傷による跛行に対する治療法やその予後についてはまだ報告が少ない。 equine-reports.work (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); equine-reports.…
P1矢状骨折に対する整復方法はどれが優れているのか。 equine-reports.work equine-reports.work equine-reports.work 調査で分かったこと P1矢状骨折の整復方法について、リニア法とトライアングル法を生体外の実験で比較した研究。 解剖体を用いてP1矢状骨…
P1矢状方向の骨折(いわゆる縦方向の骨折)の内固定方法は、関節面に近いほうを背側と掌側に2本のスクリューを設置するトライアングル法が近年の主流となっています。 しかし、臨床成績を比較した調査はこれまで行われていませんでした。 equine-reports.wor…