育成馬臨床医のメモ帳

このサイトは、育成馬の臨床獣医師が日常の診療で遭遇する症例に関して調べて得た情報をメモとして残すものです。

飛節

脛骨外果骨折の関節鏡による治療26頭(Smithら2011)

脛骨外果骨折について連続して取り上げます。 脛骨外顆骨折 この骨折は、飛節の外側を構成する脛骨の外果に発生します。外傷に関連して発生することが多く、転倒や転落などのアクシデントはこの疾患を疑う上でのキーとなる稟告です。育成期には、凍った地面…

脛骨外果骨折の関節鏡による骨片除去:13頭の回顧的調査(O'Neillら2010)

脛骨外果骨折について連続して取り上げます。 この骨折は、飛節の外側を構成する脛骨の外果に発生します。外傷に関連して発生することが多く、転倒や転落などのアクシデントはこの疾患を疑う上でのキーとなる稟告です。育成期には、凍った地面での転倒や、ウ…

馬の脛骨外果骨折16頭(Wright1992)

脛骨外果骨折について連続して取り上げます。 脛骨外顆骨折 この骨折は、飛節の外側を構成する脛骨の外果に発生します。外傷に関連して発生することが多く、転倒や転落などのアクシデントはこの疾患を疑う上でのキーとなる稟告です。育成期には、凍った地面…

近位足根間関節の骨軟骨片に対する関節鏡視下除去手術(Espinosa-Murら2018)

飛節のうち、近位足根間関節に見つかる骨片の臨床的意義は依然として不明ですが、関節鏡手術によって除去できることが報告されています。 この骨軟骨片があることが関節炎の原因となるかは不明ですので、必ず骨片を摘出する必要があるとはいえませんが、最小…

2歳馬のトレーニングセール時にみられるX線異常所見率とパフォーマンスとの関連(Meagherら2013)

2歳トレーニングセールは、調教を積んで速く走れるようになった馬を、公開調教にて実際に走っている姿を見て購入できるセリです。 レポジトリ検査も公開されており、現時点では調教可能だが、その後に与える影響はどうか、が調査されています。 X線検査にお…

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)⑤

その① はじめに equine-reports.work その② 調査の内容 equine-reports.work その③ 成績 equine-reports.work その④ 考察前半 equine-reports.work 考察 手術手技について MartinとHerthelらが1992年に報告した4.5mmハーバートスクリューによる整復方法があ…

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)④

その① はじめに equine-reports.work その② 調査の内容 equine-reports.work その③ 成績 equine-reports.work 考察 病態について 筆者らの病院で行った内固定術のうち5%がこの骨折。スウェーデンではスタンダードブレッド競走馬に多くみられる。 遠位足根骨…

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)③

その① equine-reports.work その② equine-reports.work 成績 臨床症状 レースや強調教後に中程度の跛行(グレードは10段階でほとんどが4-5)。発症から10-14日の期間で徐々に良化し、来診時グレード2-3であった。 身体検査 飛節の背側で熱感・疼痛あり。腫…

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)②

その① equine-reports.work 症例 スウェーデンの馬病院で足根骨盤状骨折を診断し、内固定手術した20頭。 【血統と用途】 18頭はスタンダードブレッド競走馬、1頭はサラブレッド競走馬、1頭はスウェーデン温血種で馬術競技馬。 【年齢】 年齢は1-8歳で、15頭…

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)①

はじめに 足根骨の骨折は、競走馬で報告され、特にスタンダードブレッド種での治療報告が多い疾患です。第三足根骨のほうが中心足根骨よりも多いという報告もありますが、まだ症例数の多い報告はありません。骨折の発生は、足根骨の背側面で最も起きやすいと…

楔状の第三足根骨は盤状骨折発症と関連する(Bairdら 2001年)

第三足根骨の盤状骨折は、主に競走馬にみられる骨折のタイプです。 この骨折には、なりやすい骨の形状があることが文献で示唆されています。購買前検査(レポジトリー)などで発見した場合、将来的に骨折につながる懸念があることは認識しておくべきです。 /…

足根骨診断のための画像診断の比較(Danielら 2012年)

馬の臨床においてもMRIは関節や骨の状態を評価するのに有用であることが示されています。 飛節においてもこれは同様で、他の画像診断よりも詳細な評価が可能で、病的な所見を検出するのに優れています。 特に骨折の診断では通常の4方向のX線検査では検出でき…

第三足根骨盤状骨折の治療5例(Lindsayら 1982年)

飛節を構成する第三足根骨の盤状骨折に関する治療報告は数報あります。 古い報告では、スクリューによる外科的な整復を行った2頭は競走復帰できたが、保存療法をとった3頭は、長期的な休養にもかかわらず骨関節炎が進行して跛行が残り、調教復帰がかなわなか…

競走用でない馬の中心足根骨骨折の形状と術後長期予後(Gunstら 2016年)

競走以外の目的で使用されている馬にも足根骨骨折が発症することが知られています。 今回紹介する文献では、乗用の馬でも、CT画像をもとにした理想的な内固定術を行うことで、跛行なくもとの運動や競技に復帰できることが示されています。 足根関節の骨棘や…

非競走馬での中心足根骨骨折4例(Knuchellら 2016年)

中心足根骨の骨折は、第三足根骨に比べるとまれな骨折です。 特に非競走馬ではまれな骨折ですが、これは単純X線検査でも十分に診断可能で、底外-背内方向(斜め外側から)で少しずつ角度をずらしながら撮影することで診断可能です。 // 参考文献 pubmed.ncbi…

馬の中心および第三足根骨骨折(Tulamoら 1983年)

少し古い文献にはなりますが、足根骨盤状骨折が内科療法では競走復帰が難しいことが示されています。 スタンダードブレッドとサラブレッドの競走馬11頭でみられた調教またはレース中の骨折で、長期休養のみでは運動復帰がかなわなかったと報告されています。…

足根骨骨折を保存的に管理した25例の長期成績(Murpheyら 2000年)

飛節構成骨である足根骨は、近位-遠位方向の体重による負荷を受け、盤状に骨折します。 大きな骨片は内固定術を行うことが推奨されていて、競走中により大きな負荷がかかると想定されるサラブレッドでは、保存療法では競走復帰の率が低いことが知られていま…

第三足根骨盤状骨折に対する3.5mmスクリュー固定(Barkerら 2017年)

第三足根骨盤状骨折に対して、最小限の侵襲で3.5mm皮質骨スクリューによるラグスクリュー法を用いたサラブレッド競走馬17頭

若齢サラブレッドの足根骨盤状骨折(Steelら 2019年)

若齢サラブレッド競走馬における第三および中心足根骨の盤状骨折の所見率、X線画像での解消および成績

運動が若齢サラブレッドの遠位足根骨の形態に与える影響のMRIによる調査(Whittonら 1999年)

MRIを用いた、トレッドミル調教が若齢サラブレッドの中心および第三足根骨の骨の形態に与える影響の調査

遠位足根関節骨関節炎の外科的関節固定 臨床例17頭(Adkinら 2001年)

臨床的な遠位足根関節骨関節炎17頭に対する外科的関節固定

遠位足根間関節骨関節炎に対するエタノール注入療法(Lamasら 2012年)

遠位足根関節骨関節炎に対するエタノールの使用:24例

遠位足根関節の骨関節炎に対する関節内投与治療の効果(Labensら 2007年)

51頭の遠位足根関節骨関節炎に対する関節内治療の回顧的調査

MRIによる遠位足根関節の軟骨下骨の厚みパターン(Branchら 2005年)

後肢の跛行歴のない馬において、遠位足根関節の軟骨下骨層の厚みのパターンに特徴はあるか?

遠位足根関節骨関節炎における軟骨下骨のMRI所見パターン(Branchら 2007年)

飛節の痛みがある馬の遠位足根関節軟骨下骨の厚みのパターンの変化

足根関節骨関節炎と足根骨形状の関係(Sparkmanら 2015年)

中心足根骨および第三足根骨の形状と、足根関節骨関節炎所見の関係

高磁場MRIによる足根関節の損傷診断103例(Barretら 2018年)

馬の遠位足根部および近位中足部損傷の診断に高磁場MRIが有効であった103例

足根関節の骨関節炎の症状、診断、X線画像および成績の関連(Byam-Cookら 2009年)

足根関節の骨関節炎の馬における、臨床症状、診断、X線所見および成績の間に関連はあるか?

遠位足根関節の疼痛がある馬のシンチグラフィによる評価(Murrayら 2005年)

遠位足根関節の痛みがある馬の遠位足根領域のシンチグラフィによる評価

アイスランドホースの遠位足根関節変形性関節症の臨床的サーベイ(Björnsdóttir 2000年)

アイスランドホースの遠位足根関節変形性関節症のX線画像および臨床サーベイ