育成馬臨床医のメモ帳

このサイトは、育成馬の臨床獣医師が日常の診療で遭遇する症例に関して調べて得た情報をメモとして残すものです。

骨折

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)⑤

その① はじめに equine-reports.work その② 調査の内容 equine-reports.work その③ 成績 equine-reports.work その④ 考察前半 equine-reports.work 考察 手術手技について MartinとHerthelらが1992年に報告した4.5mmハーバートスクリューによる整復方法があ…

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)④

その① はじめに equine-reports.work その② 調査の内容 equine-reports.work その③ 成績 equine-reports.work 考察 病態について 筆者らの病院で行った内固定術のうち5%がこの骨折。スウェーデンではスタンダードブレッド競走馬に多くみられる。 遠位足根骨…

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)③

その① equine-reports.work その② equine-reports.work 成績 臨床症状 レースや強調教後に中程度の跛行(グレードは10段階でほとんどが4-5)。発症から10-14日の期間で徐々に良化し、来診時グレード2-3であった。 身体検査 飛節の背側で熱感・疼痛あり。腫…

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)②

その① equine-reports.work 症例 スウェーデンの馬病院で足根骨盤状骨折を診断し、内固定手術した20頭。 【血統と用途】 18頭はスタンダードブレッド競走馬、1頭はサラブレッド競走馬、1頭はスウェーデン温血種で馬術競技馬。 【年齢】 年齢は1-8歳で、15頭…

中心および第三足根骨盤状骨折の内固定術成績(Winbergら 1999年)①

はじめに 足根骨の骨折は、競走馬で報告され、特にスタンダードブレッド種での治療報告が多い疾患です。第三足根骨のほうが中心足根骨よりも多いという報告もありますが、まだ症例数の多い報告はありません。骨折の発生は、足根骨の背側面で最も起きやすいと…

さまざまな用途の馬の蹄骨骨折285頭と223頭の長期経過(Rijkenhuizenら 2012年)

蹄骨骨折にはさまざまな型があります。 単純な骨折でも、蹄関節におよぶ骨折は癒合することが難しいだけでなく、二次的な骨関節炎を起こす可能性が高く、跛行が持続してしまうことも多くあります。 ここでは、成馬になってから骨折した、さまざまな馬の異な…

楔状の第三足根骨は盤状骨折発症と関連する(Bairdら 2001年)

第三足根骨の盤状骨折は、主に競走馬にみられる骨折のタイプです。 この骨折には、なりやすい骨の形状があることが文献で示唆されています。購買前検査(レポジトリー)などで発見した場合、将来的に骨折につながる懸念があることは認識しておくべきです。 /…

足根骨診断のための画像診断の比較(Danielら 2012年)

馬の臨床においてもMRIは関節や骨の状態を評価するのに有用であることが示されています。 飛節においてもこれは同様で、他の画像診断よりも詳細な評価が可能で、病的な所見を検出するのに優れています。 特に骨折の診断では通常の4方向のX線検査では検出でき…

第三足根骨盤状骨折の治療5例(Lindsayら 1982年)

飛節を構成する第三足根骨の盤状骨折に関する治療報告は数報あります。 古い報告では、スクリューによる外科的な整復を行った2頭は競走復帰できたが、保存療法をとった3頭は、長期的な休養にもかかわらず骨関節炎が進行して跛行が残り、調教復帰がかなわなか…

競走用でない馬の中心足根骨骨折の形状と術後長期予後(Gunstら 2016年)

競走以外の目的で使用されている馬にも足根骨骨折が発症することが知られています。 今回紹介する文献では、乗用の馬でも、CT画像をもとにした理想的な内固定術を行うことで、跛行なくもとの運動や競技に復帰できることが示されています。 足根関節の骨棘や…

非競走馬での中心足根骨骨折4例(Knuchellら 2016年)

中心足根骨の骨折は、第三足根骨に比べるとまれな骨折です。 特に非競走馬ではまれな骨折ですが、これは単純X線検査でも十分に診断可能で、底外-背内方向(斜め外側から)で少しずつ角度をずらしながら撮影することで診断可能です。 // 参考文献 pubmed.ncbi…

馬の中心および第三足根骨骨折(Tulamoら 1983年)

少し古い文献にはなりますが、足根骨盤状骨折が内科療法では競走復帰が難しいことが示されています。 スタンダードブレッドとサラブレッドの競走馬11頭でみられた調教またはレース中の骨折で、長期休養のみでは運動復帰がかなわなかったと報告されています。…

足根骨骨折を保存的に管理した25例の長期成績(Murpheyら 2000年)

飛節構成骨である足根骨は、近位-遠位方向の体重による負荷を受け、盤状に骨折します。 大きな骨片は内固定術を行うことが推奨されていて、競走中により大きな負荷がかかると想定されるサラブレッドでは、保存療法では競走復帰の率が低いことが知られていま…

橈骨粗面の付着部損傷(Oikawaら 1998年)

馬の橈骨粗面は、橈骨背側近位に位置し、上腕二頭筋の橈骨頭が終止する部位です。 X線検査では、患肢を前に引っ張って保定し、外内方向に撮影することで評価できる像が得られます。 まれにではありますが、腱靱帯付着部にかかるテンションに耐えられず、障害…

種子骨骨折と軟骨下骨の局所的な骨減少症との関連(Shafferら EVJ 2021)

種子骨骨折は、競走馬の致命的な骨折のなかで最も多く、特に両軸性(内と外を同時に)骨折すると、球節(第一指節関節)の脱臼につながる危険性があります。 最近発表された研究結果では、両軸性骨折した種子骨とその他の原因で安楽死となった馬の種子骨を比…

第三中手骨背側皮質疲労骨折に対するラグスクリュー固定(Jalimら 2010年)

116頭の競走馬における第三中手骨背側皮質の疲労骨折に対するラグスクリュー固定

競走馬の肋骨骨折(Wylieら 2016年)

成馬の肋骨骨折50例の臨床的特徴

競走馬の第一指骨の骨折形状とその治癒(Smithら 2014年)

120頭のサラブレッド競走馬における第一指骨の121の骨折のX線検査での形状と治癒

第一指骨矢状骨折のラグスクリュー固定59頭(Holcombeら 1995年)

競走馬における第一指骨矢状非粉砕骨折のラグスクリュー固定:59例(1973-1991年)

第一指骨骨折の前駆病変(Smithら 2014年)

サラブレッド競走馬の第一指骨傍矢状骨折においてX線検査で検出できる前駆病変はあるか。

競走馬における上腕骨疲労骨折と完全骨折の相関(Stoverら 1992年)

競走馬における上腕骨疲労骨折と完全骨折の相関

競走馬における脛骨および上腕骨疲労骨折と競走歴の相関(Whittonら 2019年)

オーストラリアのサラブレッド競走馬における脛骨および上腕骨疲労骨折と損傷前の競走歴との相関

上腕骨骨折の評価と治療:54頭の回顧的調査(Carterら 1993年)

馬の上腕骨骨折の評価と治療:1972-1990年の54頭について回顧的調査

上腕骨骨折の外科・非外科治療の比較(Zamosら 1992年)

上腕骨骨折の外科的治療と非外科的治療の比較:22頭(1980-1989年)

上腕骨大結節の骨折15例(Mezら 2007年)

馬の上腕骨大結節の骨折15症例(1986-2004年)

第三足根骨盤状骨折に対する3.5mmスクリュー固定(Barkerら 2017年)

第三足根骨盤状骨折に対して、最小限の侵襲で3.5mm皮質骨スクリューによるラグスクリュー法を用いたサラブレッド競走馬17頭

若齢サラブレッドの足根骨盤状骨折(Steelら 2019年)

若齢サラブレッド競走馬における第三および中心足根骨の盤状骨折の所見率、X線画像での解消および成績

調教開始1年で発生する疲労骨折とその後のパフォーマンス(Johnstonら 2021年)

これまでに、競走馬において未出走や調教開始から間もない時期に上腕骨、脛骨、肩甲骨などの疲労骨折が多く発生することは紹介しました。 これらの骨折は十分な休養期間とリハビリ期間を設けることで運動復帰できることが示されてきました。それでは競走パフ…

肩甲骨完全骨折発症馬の運動歴(Vallanceら 2013年)

競走馬に発生する上肢の骨折は、比較的レース経験の浅い若い馬に多く発生することが報告されています。 equine-reports.work equine-reports.work equine-reports.work 肩甲骨骨折においても同様の報告がなされており、調教の遅れている未出走のサラブレッド…

肩甲骨骨折を発症した競走馬の特徴(Vallanceら 2012年)

競走馬に発生する上肢の骨折は、比較的レース経験の浅い若い馬に多く発生することが報告されています。 equine-reports.work equine-reports.work equine-reports.work 肩甲骨骨折においても同様の報告がなされており、サラブレッドでは競走中だけでなく調教…