2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
球節の少し上、第三中手骨の遠位掌側には横方向の疲労骨折が発生することがあります。この骨折は程度が様々な跛行を呈し、球節の捻挫のような軟部組織の腫脹を伴うことが多いですが、他の疲労骨折と同様に初診時のX線検査では明瞭な病変が検出できないことが…
疲労骨折 ヒト医療では、スポーツ選手や部活をしている学生におきやすいとされている脛骨疲労骨折ですが、馬でも発生することがあることはこれまでに触れてきたとおりです。 脛骨疲労骨折の好発部位 日本整形外科学会より 「疲労骨折」|日本整形外科学会 症…
調査で分かったこと 脛骨疲労骨折の診断・検出に優れている核シンチグラフィですが、これは骨代謝および炎症が活発な部位に放射性医薬品の取り込みが増加することを利用しています。 取り込まれる放射性医薬品を定量的に評価するため、関心領域内の画像ピク…
調査でわかったこと 大腿下腿関節を原因とする跛行のうち、半月板のシストはまれな疾患です。 診断は、関節内麻酔により膝関節による跛行と確定してから、関節鏡によって評価することにより可能になりますが、膝関節のOCD治療時に偶発的に発見された症例も報…
文献でわかったこと 飛節を構成する骨には、感染に関連してシスト状病変が形成されることがごくまれにあります。この病変はルーティンなX線検査では検出することができず、そのため表題の通り「オカルト」と表現されているようですが、シンチグラフィ検査で…
購買前のレポジトリ検査などで膝関節に認められる病変のひとつに、大腿骨外側滑車の骨軟骨症があります。これは症状を示さない場合もありますが、跛行やプアパフォーマンスの原因になりうる疾患です。 外科的に掻爬することで、術後にパフォーマンスを発揮で…
飛節を原因とする跛行に関連する骨疾患は、診断の難しい足根骨の骨折や、脛骨外果または内果の骨折といった病変が挙げられます。しかし、骨の損傷だけではなく、関節内の軟部組織損傷でも跛行することが報告されています。 equine-reports.work equine-repor…
脛骨外果骨折について連続して取り上げます。 脛骨外顆骨折 この骨折は、飛節の外側を構成する脛骨の外果に発生します。外傷に関連して発生することが多く、転倒や転落などのアクシデントはこの疾患を疑う上でのキーとなる稟告です。育成期には、凍った地面…
脛骨疲労骨折とは equine-reports.work 疲労骨折と運動歴および発症率 equine-reports.work equine-reports.work equine-reports.work 疲労骨折と完全骨折 equine-reports.work (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 脛骨疲労骨折はサラブレ…