育成馬臨床医のメモ帳

このサイトは、育成馬の臨床獣医師が日常の診療で遭遇する症例に関して調べて得た情報をメモとして残すものです。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

喉頭形成術と声嚢切除の術後成績(Hawkinsら 1997年)

左喉頭片麻痺に対して喉頭形成術と声嚢切除を組み合わせた症例と組み合わせなかった症例の230頭の競走馬

1歳時の内視鏡検査所見と2-4歳時の競走成績との相関(Garrettら 2010年)

1歳セリの内視鏡検査所見とその後の競走成績

披裂喉頭蓋ヒダ軸側変位の臨床的経験(Kingら 2001年)

運動時内視鏡検査による披裂喉頭蓋ヒダ軸側変位(ADAF)の診断とその治療成績

1歳馬の披裂軟骨粘膜損傷(Kellyら 2003年)

1歳セリの内視鏡検査で認められる披裂軟骨粘膜損傷の所見率とその予後

1歳セリの内視鏡検査所見と将来の競走成績との相関(Stickら 2001年)

1歳秋の安静時内視鏡検査と競走成績の相関

トレッドミル内視鏡での軟口蓋背側変位の診断(Parenteら 2002年)

トレッドミル運動中に内視鏡検査を行い、軟口蓋背側変位(DDSP)を診断した症例集

喉頭形成術後の長期術後成績(Masonら 2013年)

反回喉頭神経症に対する喉頭形成術(Tie-Back)の長期成績

披裂軟骨粘膜損傷(Smithら 2006年)

実験的に作成した披裂軟骨粘膜損傷の経過と臨床症状

種子骨骨折とCT検査による種子骨の形態変化の定量(Cresswellら 2019年)

種子骨骨折発症馬のマイクロCTによる種子骨解析

種子骨骨折と球節部MRI所見(Pelosoら 2015年)

MRIによる種子骨と球節の所見の評価

両軸性種子骨骨折は骨疲労に関連するもの?(Kristoffersenら 2010年)

両軸性種子骨骨折発症馬における種子骨の微細な所見と骨折の関連

両軸性種子骨骨折の馬の特徴と競走歴(Kristoffersenら 2010年)

競走馬の致命的な骨折の原因となる両軸性種子骨骨折発症馬にみられる特徴

種子骨骨折と種子骨の構造変化(Anthenillら 2010年)

種子骨のマイクロX線、組織学、病理学的構造の評価。

種子骨骨折のリスク因子となる運動歴や装蹄の特徴(Anthenillら 2007年)

種子骨骨折のリスク因子は強い調教やレースを継続的に休みなく使うことである。

種子骨骨折とX線画像所見(Anthenillら 2006年)

種子骨骨折の見られた馬における種子骨の所見

調教に対する種子骨の生体適応を定量的に評価(Youngら 1991年)

種子骨の調教による変化を高次画像解析で評価した。

種子骨尖部骨折 骨片の大きさと位置・形状が予後に関連するか(J. L. Kammら 2011年)

種子骨尖部骨折の予後は、骨片の大きさや幾何学的位置に依存するか

脛骨疲労骨折(北獣会誌2017年ほか)

脛骨疲労骨折の症状、診断、治療

種子骨尖部骨折 2歳未満の場合(Schnabelら2007年)

競走馬によくみられる種子骨尖部骨折ですが、出走歴がない馬でも発症します。今回は、2歳未満のサラブレッドにおける種子骨尖部骨折と術後の競走成績についての論文を紹介します。 文献のハイライト レポジトリー検査などで発覚した、跛行のない症例が対象で…

種子骨尖部骨折 2歳以上の場合(Schnabelら 2006年)

競走馬ではほとんどが尖部の骨折で、種子骨骨折のうち88%を占めるとされています。今回はサラブレッド競走馬での骨片摘出術の治療成績に関する論文を紹介します。 文献のハイライト 調教または競走で発症した、急性の跛行を伴う種子骨尖部骨折 術前にX線検…

種子骨軸外部骨折 骨片摘出の治療成績(Southwoodら 1998年)

種子骨軸外部骨折の骨片摘出による治療成績

種子骨体部骨折 プレート固定(da Silveiraら 2014年)

解剖体を用いた種子骨体中央部骨折モデルに対して、従来のラグスクリュー法と2穴LCPプレートによる固定を比較しました。耐えられる負荷はプレートの方が大きかったことから、より良い治療オプションとなる可能性がありますが、近位側の骨片が粉砕してしまう…

種子骨体部骨折 同種骨スクリューによる整復実験(Sasakiら 2010年)

同種骨スクリューは生体適合性が高く、さらに骨基質がそのまま骨へと置き換えられる(島根大学医学部整形外科学教室の研究紹介で説明されています。)という点が、このインプラントを用いる最も大きな利点です。今回紹介する文献は、帯広畜産大学にて行われ…

種子骨体部骨折 2種のスクリューの比較実験(Eddyら 2004年)

ヒトや動物で広く使われているAOの皮質骨スクリューと、Acutrak®(アキュトラック)スクリューを用いて、種子骨体中央部骨折モデルを整復し、負荷試験を行って力学的特性を比較しました。正常肢との比較ではやはり劣ってしまうため、外固定による支持が必要…

種子骨体部骨折 ワイヤー固定に使う素材と手技を比較(Rothaugら 2002年)

骨片を貫通させたワイヤーまたはケーブルによる内固定を、解剖体を用いて実験的に検証した論文の紹介です。この論文で比較したのは用いた材質(ステンレス鋼ワイヤーvs超高分子量ポリエチレン)と、用いた手技(サークラージ法vs縫合法)でした。内視鏡下で…