反回喉頭神経症
喉頭片麻痺はほとんどが左に発生し、これは左反回喉頭神経が障害されやすいためと考えられています。これは解剖学的な特徴に起因するという通説がありますが、病態形成についてはまだまだ不明な点も残されています。 一方で右の喉頭片麻痺はあまり多くなく、…
反回喉頭神経症は、左反回喉頭神経の障害により、輪状披裂筋が神経原生筋萎縮をおこすことで、披裂軟骨の外転がうまくいかなくなることが主要な病態です。萎縮をおこした輪状披裂筋は、安静時の披裂軟骨の外転不全につながるだけでなく、運動などで呼吸時の…
プアパフォーマンス 馬におけるプアパフォーマンスの原因は様々です。まず思いつく原因として、整形外科的な疾患では関節炎や腱鞘炎、疲労骨折など疼痛や機械的な障害を伴うものがあります。ですが、他にも様々な呼吸器、循環器、消化器および筋肉の疾患があ…
喉頭形成術を行ったときに披裂軟骨横断靭帯が披裂軟骨外転に与える影響についての生体外での調査
運動時の喉頭片麻痺に対する治療としての喉頭形成術と披裂軟骨部分切除との比較
左反回喉頭神経切断術、喉頭形成術および披裂軟骨亜全摘の最大運動強度における上気道圧への影響
喉頭片麻痺の馬に対する治療法としての披裂軟骨部分切除の評価
喉頭片麻痺モデルのスタンダードブレッド種馬における、披裂軟骨亜全摘による運動時の上気道機能改善はうまくいかなかった
安静時の嚥下または鼻腔閉塞によって誘発された披裂軟骨の小角突起の腹軸側への変位
喉頭形成術後に異常呼吸音およびプアパフォーマンスを呈した45頭の運動時内視鏡検査
喉頭形成術後の33頭における長期間の披裂軟骨外転の維持と運動中の安定性
ナショナルハント競走馬において、喉頭形成術後の披裂軟骨外転の程度は術後の競走成績と関係しない。
反回喉頭神経症に対して声帯声嚢切除のみを行った治療:92頭の長期成績
喉頭片麻痺の馬における、喉頭形成術、声嚢切除および声帯切除による治療
動的な喉頭虚脱と軟口蓋機能不全を呈す馬の安静時と運動時の内視鏡検査所見の相関
57頭のサラブレッド1歳馬における上気道の安静時と運動時の内視鏡検査の比較
反回喉頭神経症の診断ツールとしての安静時内視鏡検査による喉頭評価のメタ解析
英国のサラブレッド競走馬におけるオーバーグラウンド内視鏡検査とトレッドミル内視鏡検査の比較
英国のサラブレッド競走馬における運動時内視鏡検査を用いた運動試験の評価と運動試験が動的な上気道閉塞の診断に与える影響
311頭のサラブレッド競走馬における運動時内視鏡検査:所見と安静時喉頭機能評価との相関
現在では、喉頭片麻痺(反回喉頭神経症)は進行性の病態であると考えられています。病態が進行する速度や、いつ症状が現れ始める時期は馬によって異なります。順調な競走成績が得られていても、ある日から急激にパフォーマンスを落としてしまう可能性もある…
反回喉頭神経の臨床的、内視鏡的に進行所見がみられた152例
馬の動的な上気道閉塞 パート2:600頭のサラブレッド競走馬における安静時と高速トレッドミル内視鏡検査所見の比較
馬の動的な上気道閉塞 パート1:600頭のサラブレッド競走馬で行った、高速トレッドミル内視鏡検査での上気道閉塞所見
老齢の雑種馬200頭における喉頭形成術と声帯声嚢切除の長期間調査パート2:馬主による手術価値の評価
老齢の雑種馬200頭における喉頭形成術と声帯声嚢切除の長期間調査パート1:外科的な披裂軟骨外転の維持と手術の合併症
喉頭片麻痺に対し喉頭形成術と両側声嚢切除術を行った馬の術後パフォーマンスの分析:70頭(1986-1991年)
馬の上気道機能不全の診断における高速トレッドミル内視鏡検査の評価
左喉頭片麻痺に対して喉頭形成術と声嚢切除を組み合わせた症例と組み合わせなかった症例の230頭の競走馬
1歳セリの内視鏡検査所見とその後の競走成績