育成馬臨床医のメモ帳

このサイトは、育成馬の臨床獣医師が日常の診療で遭遇する症例に関して調べて得た情報をメモとして残すものです。

抗菌薬

化膿性滑液嚢炎における細菌培養:細菌は予後に影響するか(Taylorら2010)

化膿性滑液嚢炎は、滑膜への細菌感染を原因とする病態です。 (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); 滑液検体から細菌が培養され、さらに薬剤感受性検査まで可能であった症例は、それをもとにした抗菌薬投与治療を行います。しかし、実際には…

化膿性滑膜炎を疑う症例から分離された細菌の抗菌薬感受性(Miagkoffら2020年)

カナダ、モントリオール大学から発表された、10年にわたる化膿性滑膜炎(疑いを含む)症例について、細菌培養検査と薬剤感受性試験をまとめた調査。 これによると、全体の49%から細菌が分離され、成馬(文献によると6ヵ月以上)では、グラム陽性菌が多く分…

競走馬における起源不明の化膿性滑膜炎(Byrneら2020)

主に当歳など子馬では、ストレスをはじめとするさまざまな原因で免疫機能が低下し、菌血症となった結果、血行性に化膿性滑膜炎が発生すると考えられています。 一方で、成馬では穿孔性の外傷など明らかな原因を伴わない化膿性滑膜炎はまれだと考えられていま…