育成馬臨床医のメモ帳

このサイトは、育成馬の臨床獣医師が日常の診療で遭遇する症例に関して調べて得た情報をメモとして残すものです。

疲労骨折

シンチグラフィ検査を受けた馬における調教馬場と疲労骨折による跛行の解析(MacKinnonら2015)

カナダ(トロント)とアメリカ(バージニア)の馬病院で、シンチグラフィ検査を受けた馬についての調査が行われました。 疲労骨折の所見率はダート調教で23.0%、合成材コースで31.7%という結果でした。しかし、調教コースだけでなく、調教方針も骨折発生に…

骨盤骨折が競走パフォーマンスに与える影響(Hennessyら2013年)

競走馬において、骨盤骨折は診断が難しい疾患の一つです。海外では核シンチグラフィ検査が普及しており、反応が強く出る部位において骨折が強く疑われます。骨盤骨折は、経皮もしくは経直腸超音波検査によって、骨のギャップを描出することで診断できます。…

第三中手または中足骨遠位の疲労性傷害後の競走馬としての予後(Tullら 2011年)

文献で分かったこと 球節の上の部分にあたる、第三中手骨または第三中足骨の疲労性傷害は、平均3歳の競走馬に発生しやすく、オスのほうがメスより多いことがわかりました。 95%が診断後に出走することができ、診断から出走までの期間は平均200日程度でした…

シンチグラフィ検査による肋骨骨折の診断(Dahlbergら 2011年)

肋骨骨折は馬の跛行の原因のひとつになります。 特に頭側の肋骨骨折は前肢跛行の原因となりますが、肩から上腕の分厚い筋肉に包まれており、X線検査による診断は困難です。 このような疾患にはシンチグラフィ検査が有効となります。 pubmed.ncbi.nlm.nih.gov…

第三中手骨背側皮質疲労骨折に対するラグスクリュー固定(Jalimら 2010年)

116頭の競走馬における第三中手骨背側皮質の疲労骨折に対するラグスクリュー固定

競走馬の肋骨骨折(Wylieら 2016年)

成馬の肋骨骨折50例の臨床的特徴

競走馬における上腕骨疲労骨折と完全骨折の相関(Stoverら 1992年)

競走馬における上腕骨疲労骨折と完全骨折の相関

サラブレッド競走馬における上腕骨疲労骨折の部位とその後のパフォーマンス(Hendersonら 2020年)

サラブレッド競走馬における上腕骨疲労骨折の部位と損傷後のパフォーマンスの違い

競走馬における脛骨および上腕骨疲労骨折と競走歴の相関(Whittonら 2019年)

オーストラリアのサラブレッド競走馬における脛骨および上腕骨疲労骨折と損傷前の競走歴との相関

調教開始1年で発生する疲労骨折とその後のパフォーマンス(Johnstonら 2021年)

これまでに、競走馬において未出走や調教開始から間もない時期に上腕骨、脛骨、肩甲骨などの疲労骨折が多く発生することは紹介しました。 これらの骨折は十分な休養期間とリハビリ期間を設けることで運動復帰できることが示されてきました。それでは競走パフ…

肩甲骨完全骨折発症馬の運動歴(Vallanceら 2013年)

競走馬に発生する上肢の骨折は、比較的レース経験の浅い若い馬に多く発生することが報告されています。 equine-reports.work equine-reports.work equine-reports.work 肩甲骨骨折においても同様の報告がなされており、調教の遅れている未出走のサラブレッド…

肩甲骨骨折を発症した競走馬の特徴(Vallanceら 2012年)

競走馬に発生する上肢の骨折は、比較的レース経験の浅い若い馬に多く発生することが報告されています。 equine-reports.work equine-reports.work equine-reports.work 肩甲骨骨折においても同様の報告がなされており、サラブレッドでは競走中だけでなく調教…

カリフォルニアの競走馬における肩甲骨骨折(Vallanceら 2011年)

肩甲骨の骨折は馬ではまれですが、粉砕骨折や整復・内固定の難しさから予後不良と判断されるケースが多いです。 完全骨折に至る前に疲労骨折することが知られていますが、その検出・診断は非常に難しいです。 部位は関節面に近い肩甲骨遠位で、前面が大きく2…

第三中手骨遠位骨幹部の疲労骨折(Ramzan 2009年)

6頭のサラブレッド競走馬における第三中手骨の遠位骨幹部の横方向の疲労骨折

第三中手骨完全骨折にみられた前駆病変(Grayら 2017年)

12頭のサラブレッド競走馬に認められた第三中手骨完全骨折に関連した前駆病変

上腕骨ストレスリモデリング部位のコースによる違い(Dimockら 2013年)

サラブレッド競走馬の上腕骨にみられるストレス性リモデリングの部位は、調教および競馬をダートと合成材コースで行った場合で異なる

脛骨疲労骨折(北獣会誌2017年ほか)

脛骨疲労骨折の症状、診断、治療