育成馬臨床医のメモ帳

このサイトは、育成馬の臨床獣医師が日常の診療で遭遇する症例に関して調べて得た情報をメモとして残すものです。

第三手根骨盤状骨折に対する関節鏡視下整復手技(Richardson 1986年)

関節鏡視下での第三手根骨盤状骨折整復は、モニタリングしながら骨片を整復でき、関節内を十分に観察でき、手術による侵襲も最小限となる。

 

pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

 ”要約

23頭の馬で第三手根骨盤状骨折を関節鏡ガイド下で内固定する方法を用いた。この手技により、骨折の良好な整復および圧迫が得られ、外科的な損傷も最小限に抑えられた。6ヵ月以上の追跡調査が可能であった17頭中10頭が競走復帰できた。”