ニュージーランドのサラブレッド1歳における飛節と膝関節の骨軟骨病変所見率の調査。
膝関節OCD(大腿骨滑車)と飛節OCD(脛骨中間稜)は、購買前検査(レポジトリー検査)でよく見つかる病変部位です。 近年ではセリよりも前に検査を行うプレレポジトリーや、スクリーニング検査が増加してきており、OCDの診断が早まってきています。 これらの…
調査で分かったこと 主な軟骨基質であるⅡ型コラーゲンの代謝変化は、プロペプチドおよび断端をイムノアッセイで評価したところ、OCDの有無で有意な差はなかった。 リン脂質が代謝されてできるエイコサノイドは、LTB4およびPGE2濃度がOCDの有無と関係し、臨床…
調査で分かったこと このチームの調査では、過去に関節腫脹のあるOCD症例馬において、病理組織学的に滑膜炎を示す滑膜細胞増殖および炎症細胞浸潤があること、およびそのスコアリングが評価に有用であることが示されています。 equine-reports.work (adsbygo…
調査で分かったこと さまざまな年齢の馬におけるOCD症例馬の術後成績調査で、跛行、関節腫脹、屈曲試験について長期的に評価しています。 この調査では、跛行はもともと軽度でああったものの術後には明らかに改善すること、屈曲試験に対する反応も明らかに改…
調査で分かったこと 飛節のOCDのなかでも最も多く見つかる脛骨中間稜のOCDについて、臨床的な所見や滑膜の病理組織所見との関連を評価した調査があります。 症状を示さないOCDも多くありますが、関節腫脹を伴うOCDの症例では、病理組織学的に滑膜の細胞増殖…
調査で分かったこと 飛節OCDのある症例では、背側だけでなく底側の関節包をルーティンに検査することでメリットがあるかもしれないという報告。 実は軟骨のごく小さな病変が約半分にみられ、10%ではX線検査で検出できない骨片を摘出することができました。…
飛節のOCD 下腿足根関節(飛節)のOCD好発部位は、脛骨中間稜、脛骨内果、距骨滑車などが挙げられます。 OCDは骨軟骨形成過程で異常が起き、離断してしまった骨軟骨片をさします。OCDは関節腫脹と関連することがあり、関節炎が持続すると跛行の原因となるこ…
調査で分かったこと 米国サラブレッドにおける調査では、競馬に出走する前の2歳までに飛節OCDが検出され、関節鏡手術により除去手術を行った症例は、2歳時までに43%、3歳時までに78%が出走しており、その母系兄弟と出走率に差はありませんでした。 (adsbyg…
調査で分かったこと 大動脈弁の逆流がある症例では、心エコー検査において左心室拡大、大動脈径拡大、左室内径短縮率(FS)の増大が確認されました。 聴診において大動脈弁領域と心尖部で聞こえる全拡張期のデクレッシェンド型雑音は、大動脈弁閉鎖不全症の診…